Q: PHSの切り替えでスマートフォンを利用する
会社内でPHSを使用している企業も多く存在していますが、そのPHSが2023年3月末にサービスが終了するとの発表がありました。 内線代わりに使用していたPHSが使えないと不便ですよね。そこで今回PHSに代わるサービスとしてビジネスフォンと連携する内線電話についてご紹介致します。
1.2023年3月末にPHSの全サービス終了?
1.2023年3月末にPHSの全サービス終了?
現在PHSはワイモバイルのみの提供ですが、そのワイモバイルが2023年3月末にサービスを終了すると発表がありました。では全サービスが終了しPHSが利用出来なくなるのか?と言うとそうではありません。実はサービスを終了するのは公衆向けのサービスであり、ワイモバイルの契約がいらない内線のみの構内PHSは継続利用出来ます。
ほっとした担当者も多いと思いますが、まだ安心できません。お使いのPHSの規格によっては今後買い替えを余儀なくされる可能性が残っているのです。不必要な電波を防止するために作成された「スプリアス規格」と呼ばれる規格ですが平成17年12月1日に1度、許容値が変更されている為、平成17年12月1日以前と以後で同じスプリアス規格でも許容値が変わり旧スプリアス規格と新スプリアス規格とに分かれてしまっています。
そして、旧規格は平成34年11月30日(総務省が移行期限の延長を行い当分の間に変更)までしか利用することが出来ません。
自社で使用しているPHSのスプリアス規格が新旧どちらなのかを調べるためにはPHS・アンテナ(無線機)を調べることでわかります。詳しくは下記ページの参照をお願い致します。
技術基準適合証明等を受けた機器の検索の方:http://www.tele.soumu.go.jp/giteki/SearchServlet?pageID=js01
2.PHSからの切り替え
2.PHSからの切り替え
現在利用しているPHSが旧規格ではなかった場合でも、公衆向けのPHSが終了した通り業務用もいつ終了するかわかりません。PHSからの切り替え時期が来ているのかもしれません。
そこでPHSに代わる内線電話をご紹介致します。現在日本の社会人世代ではスマートフォンをほとんどの方が所持していますので、そのスマートフォンを活用したサービスが「スマートフォンの内線化」です。
スマートフォンの内線化とはスマートフォンに専用電話アプリをインストール・設定することで内線電話機として利用することが出来ます。 社員同士のスマートフォンはもちろんPHSでは出来なかったビジネスフォンとの内線通話も実現できます。構内PHSと違いスマートフォンでは4Gなどのキャリアの電波などを利用出来るので事務所外でも内線をすることが出来ます。 ビジネスフォンにスマートフォンを連携させる内線化アプリの詳細はこちら
3.内線以外も利用可能
3.内線以外も利用可能
スマートフォンの内線化はPHSでは出来なかった機能が多く利用出来ます。
例えば、会社の番号を使った発信や受信が可能です。PHSでは企業の番号を使用した発着信は出来ませんでしたが、スマートフォンの内線化では会社番号を利用した発着信が可能な為、外出中やテレワーク中などでも個人の番号を使用せずお客様へ対応することが可能です。
電話をするほどでもないという場合では、同一サービス内の「チャット」機能を利用して社員同士の連絡を取ることが出来ます。コンシューマー向けのLINEなどと区別することで情報の誤送信を防いだりすることが可能です。事前登録制・通信の暗号化などでセキュリティ対策も行っており、ビジネス向けのチャット機能となっています。
4.病院や一般事務所でも利用出来る
4.病院や一般事務所でも利用出来る
PHSは病院などの医療施設でも多く使用されています。スマートフォンの内線化は一般事務所だけでなく病院などでも利用出来るサービスです。病院ではビジネスフォンとも連携するのでPHSの切り替え時にはスマートフォンの内線化を検討してみてください。
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