Q: リース メリット・デメリット
A:
前回と前々回でビジネスホンの購入についてご紹介しました。
今回は「リース」で導入することのメリット・デメリットについてご説明いたします。
リース契約にてビジネスホンや設備を導入することはごく身近なことなのではないでしょうか?
リースを利用する企業は多いですが、そもそもリースとはどういったものなのか見ていきます。 リース契約とは、リース会社がお客様に代わってメーカーや販売店からモノを購入し、貸し出すサービスです。
図にすると以下のようになります。
レンタルとリースの違いは、レンタルはその会社が持っているモノの中からお客様は選ばなければいけません。
しかし、リースであればレンタルと違い、リース会社が持っていないモノを選択することができます。その理由はリース会社がメーカーから購入して貸し出すからです。
➀のご説明でリースについてご理解いただけたかと思います。
では、リースがどれくらいの割合で利用されているのか、データを見ていきます。
参照:公益社団法人リース事業協会「リース需要動向調査報告書」
情報通信機器が一番高い割合です。情報に通信する機器は広義的にすべて情報通信機器になります。情報通信機器とは、パソコンやOA機器、携帯電話、固定電話、ルーターなどです。
設備の種類によって決定している方が一番多いです。しかし、原則としてリースと決めている企業も5%近くいます。
次にリース契約でお客様がメリットと感じていることは以下のようになります。
設備導入時に資金が不要な点が、一番メリットに感じているようです。
では、メリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
■メリット ・設備導入時に多額の資金が不要 リース契約の場合、頭金なども必要なく、毎月決まった額を支払います。そのため、初期費用が少額で済みますので、設備の導入がしやすくなります。
また、既存の取引銀行との借入枠に影響を与えることもありません。
・事務管理が簡単 リース契約の場合、モノの所有権はリース会社にあります。そのため、固定資産税・償却資産税の申告や納税を行う必要がありません。
リース契約をしたモノに対する保険の設定も、リース会社が行ってくれます。また自社の固定資産の場合は固定資産台帳を作成して資産ごとに管理をし、定期的に棚卸を行う必要がありますが、それらの事務処理もリースの場合は必要ありません。このような事務処理を行わなくていいという点もメリットです。
・費用を平均的に支払いができる モノを購入する場合、固定資産として記録します。そしてモノごとに決まった、利用できる年数(耐用年数)によって費用化していきます。このとき減価償却という考え方になりますが、償却を開始した初めの期間ほど費用が多く計上され、年数が経っていくにつれて費用が少なくなっていきます。
一方、リースは毎月の支払額が同じなので、費用を平均的に支払うことが可能です。一定の費用なため、見通しも立てやすいというメリットがあります。
■デメリット ・中途解約ができない リースを契約すると途中で解約ができません。解約しても違約金が発生してしまいます。
レンタルのように、簡単には解約できないので、契約の際は注意が必要です。
・総額が高くなる リース契約で支払い続けると購入の場合より、支払い総額が高くなります。
初期費用がないことや管理の手間がないなどのメリットと天秤にかけながら考えましょう。
・払い終えても自社のものにならない クレジットの分割払いも一括の購入も支払いが終われば自社の資産になります。しかし、リースの場合、支払いが終わっても自社のものにはなりません。
リースを払い終えても、再リースをすると一か月分程の料金で一年間の追加利用をすることができます。
しかし、リース契約の年数で既に高い総額を支払って、再リースでさらに料金を払うとなると使えば使うほど損をすることになります。
長く利用できるものは購入や割賦契約だと支払い終えると自社のものになるので、その後の費用は発生しないので、事前に利用計画も考えましょう。
リース・レンタル・分割(クレジット)をまとめると以下の通りです。
リースの総額の費用が高くなる点がデメリットですが、管理が省略できたり、設備導入の際に費用がそれほど必要でなかったり、メリットはあります。
自社の資金繰りや固定資産の使用予定期間を考慮しつつ、リースか購入かの意思決定をしましょう。
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今回は「リース」で導入することのメリット・デメリットについてご説明いたします。
➀リースについて
リース契約にてビジネスホンや設備を導入することはごく身近なことなのではないでしょうか?➀リースについて
リースを利用する企業は多いですが、そもそもリースとはどういったものなのか見ていきます。 リース契約とは、リース会社がお客様に代わってメーカーや販売店からモノを購入し、貸し出すサービスです。
図にすると以下のようになります。
しかし、リースであればレンタルと違い、リース会社が持っていないモノを選択することができます。その理由はリース会社がメーカーから購入して貸し出すからです。
➁リースに関する調査データ
➀のご説明でリースについてご理解いただけたかと思います。➁リースに関する調査データ
では、リースがどれくらいの割合で利用されているのか、データを見ていきます。
参照:公益社団法人リース事業協会「リース需要動向調査報告書」
年別のリースの利用状況です。
9割近い企業がリースの利用中です。非常に高い割合です。
次に、リースを利用している設備です。
次に導入する際のポイントです。
次にリース契約でお客様がメリットと感じていることは以下のようになります。
設備導入時に資金が不要な点が、一番メリットに感じているようです。
➂リース メリット・デメリット
では、メリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。
➂リース メリット・デメリット
■メリット ・設備導入時に多額の資金が不要 リース契約の場合、頭金なども必要なく、毎月決まった額を支払います。そのため、初期費用が少額で済みますので、設備の導入がしやすくなります。
また、既存の取引銀行との借入枠に影響を与えることもありません。
・事務管理が簡単 リース契約の場合、モノの所有権はリース会社にあります。そのため、固定資産税・償却資産税の申告や納税を行う必要がありません。
リース契約をしたモノに対する保険の設定も、リース会社が行ってくれます。また自社の固定資産の場合は固定資産台帳を作成して資産ごとに管理をし、定期的に棚卸を行う必要がありますが、それらの事務処理もリースの場合は必要ありません。このような事務処理を行わなくていいという点もメリットです。
・費用を平均的に支払いができる モノを購入する場合、固定資産として記録します。そしてモノごとに決まった、利用できる年数(耐用年数)によって費用化していきます。このとき減価償却という考え方になりますが、償却を開始した初めの期間ほど費用が多く計上され、年数が経っていくにつれて費用が少なくなっていきます。
一方、リースは毎月の支払額が同じなので、費用を平均的に支払うことが可能です。一定の費用なため、見通しも立てやすいというメリットがあります。
■デメリット ・中途解約ができない リースを契約すると途中で解約ができません。解約しても違約金が発生してしまいます。
レンタルのように、簡単には解約できないので、契約の際は注意が必要です。
・総額が高くなる リース契約で支払い続けると購入の場合より、支払い総額が高くなります。
初期費用がないことや管理の手間がないなどのメリットと天秤にかけながら考えましょう。
・払い終えても自社のものにならない クレジットの分割払いも一括の購入も支払いが終われば自社の資産になります。しかし、リースの場合、支払いが終わっても自社のものにはなりません。
リースを払い終えても、再リースをすると一か月分程の料金で一年間の追加利用をすることができます。
しかし、リース契約の年数で既に高い総額を支払って、再リースでさらに料金を払うとなると使えば使うほど損をすることになります。
長く利用できるものは購入や割賦契約だと支払い終えると自社のものになるので、その後の費用は発生しないので、事前に利用計画も考えましょう。
➃まとめ
リース・レンタル・分割(クレジット)をまとめると以下の通りです。
➃まとめ
リース | レンタル | 分割(クレジット) | |
---|---|---|---|
モノの選定 | 自由(リース会社毎) | レンタル会社の在庫から選定 | 自由 |
所有権 | リース会社 | レンタル会社 | 自社 |
中途解約 | 不可。違約金発生 | 可能。(早期解約は違約金発生) | 不可 |
料金 | 割高 | 短期では安い | リースと比べると割安 |
リースの総額の費用が高くなる点がデメリットですが、管理が省略できたり、設備導入の際に費用がそれほど必要でなかったり、メリットはあります。
自社の資金繰りや固定資産の使用予定期間を考慮しつつ、リースか購入かの意思決定をしましょう。
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