Q: 0800で始まる電話番号は迷惑電話?対処法や出ないようにする方法を解説

知らない番号からの着信に不信感を抱いた事はありませんか?
特に「0800」で始まる番号は、フリーダイヤルであるにもかかわらず、「営業電話や迷惑電話が多い」というイメージを持たれがちです。
実際には企業のサポート窓口として使われる一方で、悪質な勧誘や詐欺まがいの電話に使われることも。この記事では、「0800番号」の正体や、迷惑電話への具体的な対処法など解説致します。
- コンテンツの目次
1.0800番号とは?
0800番号とは、「発信者(お客様)が通話料を負担しない」無料通話サービスに使われるフリーダイヤルの電話番号の一種です。
電話番号は「0800-XXXX-XXXX」という形式で始まり、主に企業や団体がお客様からの問い合わせ・注文・相談窓口などに使っています。
【0800番号の特徴】
・発信者(かける人)の通話料は無料
・通話料は着信側(企業・団体)が負担
・携帯電話・固定電話のどちらからでもかけられる
・日本国内でのみ利用可(海外からは基本かけられません)
2.0800番号が使われるようになった背景とは?
1990年代から広く使われてきた0120番号ですが、「使える番号が足りなくなってきた」という問題が起こりました。
特に「語呂のいい番号」や「覚えやすい番号」は新規取得が難しい状況となり、その中で、企業が自社の顧客サービスを差別化するための「新しい選択肢」として、0800番号が2001年に登場しました。
昔の0120番号は、一部の携帯キャリアや公衆電話からかけられないことがありましたが、より携帯対応が進んだ0800番号が注目されることとなり、スマートフォン時代にマッチした形で普及が進んでいます。
3.0800番号の仕組み
1. 発信者(お客様)は無料でかけられる
0800番号はフリーダイヤル(着信課金電話)と呼ばれるもので、かけた側(発信者)は電話料金を払わなくてよいのが最大の特徴です。
2. 着信側(企業・団体)が通話料を負担する
0800番号を持つ企業などは、お客様との通話料をすべて負担しています。
そのため、企業側は「基本料金」+「通話時間に応じた料金」を毎月支払う必要があります。
3. 通信事業者のクラウドサービスで番号が管理されている
0800番号は、NTTコミュニケーションズやKDDIなどの通信事業者から提供されており、着信先の番号(転送先)を自由に設定したり、時間帯や地域で着信ルートを変えることもできます
4. どこに転送してもOK!物理的な場所に縛られない
0800番号は物理的な「電話線」とは関係なく、全国どこにいても、携帯でも、IP電話でも、自由に着信先を変えられるのが特徴です。
これにより、リモート対応や拠点分散にも対応できます。
4.0800はどこで利用されているのか
0800番号は、日本国内で主に企業や団体が顧客対応やサービス提供のために使用しています。
1. カスタマーサポート(お客様相談窓口)
企業が商品やサービスについての問い合わせを受け付ける際に、顧客の電話料金負担なしで対応できる手段として利用されます。
例:家電メーカーの修理受付
通信会社のプラン相談窓口
クレジットカード会社の問い合わせセンター
2. キャンペーンや資料請求
テレビCMやチラシ、ウェブ広告などで「無料で資料請求できます」などと案内する際に、0800番号が使われることがあります。
例:保険会社の資料請求 資格スクールの無料パンフレット請求 サンプル品申し込み
3. 公共機関や自治体の相談窓口
一部の公共機関でも、国民が気軽に相談できるように0800番号を導入しているケースがあります。
例:消費生活センター
コロナ関連の健康相談窓口
年金や税金の問い合わせ窓口(期間限定のことも)
4. 企業のアウトバウンド営業(発信側)
企業側から営業電話をかける場合にも、0800番号を使うことがあります。これは顧客側に信頼感を持たせたり、受けてもらいやすくする意図がありますが、かえって逆効果になることも…。
5. アンケート・自動音声サービス
自動音声でのアンケート調査や、予約の確認などで使われることもあります。最近ではAIによる自動応答システムとの連携も増えています。
5.0800はいたずら電話や営業電話などの迷惑電話が多い?
0800から始まる電話番号は、企業や公的機関が使用するフリーダイヤル番号であり、通話料は受信者側が負担します。 近年では悪質な業者がこの番号を利用して、無料で電話をかける手段として使用するケースが増えています。
そのため、0800番号からの電話すべてが迷惑電話というわけではありませんが、注意が必要です。
【0800番号が迷惑電話と思われる主な理由】
1. 知らない番号からの着信が多い
0800番号は「フリーダイヤル(着信者課金)」で、企業や団体が顧客に料金負担をさせずに連絡できる番号です。
しかし、その性質を悪用して、営業電話や詐欺まがいの勧誘などをかけてくるケースが多いため、「見知らぬ0800番号=迷惑電話」と認識されがちです。
2. 営業・勧誘の電話が多い
通信販売、保険、投資、不動産など、積極的に営業を行う業界が0800番号を利用して電話をかけてくることが多いため、「また営業か…」という印象が強くなっています。
3. 詐欺やフィッシングの手口に使われることもある
詐欺業者が、あたかも正規の企業を装って0800番号を取得し、個人情報を聞き出そうとする手口も見られます。信頼性のある番号でも、警戒される原因になります。
4. 一方的な情報提供や自動音声のケースがある
0800からの着信で、自動音声による案内やアンケートなどが流れることもあり、人によっては「時間の無駄」「しつこい」と感じることがあります。
5. ネット上で「迷惑電話」として共有されている
SNSや電話番号検索サイト(たとえば「迷惑電話番号ナビ」など)で、0800番号が迷惑電話として多数報告されているため、一般的なイメージとして「0800=怪しい」と根付いてしまっています。
【対策方法】
・見覚えのない番号には出ない
知らない番号からの着信には応答せず、まずは番号をインターネットで検索してみましょう。
・着信拒否設定を行う
迷惑電話と判断した場合、スマートフォンの設定で該当番号をブロックすることができます。
・セキュリティ対策アプリを導入する
迷惑電話や詐欺電話を自動的に検出し、警告してくれるアプリの使用も効果的です。
・電話代行サービスを利用する
電話代行サービスは、電話対応を専門に行うサービスであり、通常は企業や個人が顧客対応を外注するために利用します。
企業などになると、個人に比べて迷惑電話の数も多くなるので、迷惑電話がかかってきた場合に電話代行サービスを使うと、電話を受ける側が迷惑電話の対応をしなくて済むので、業務の妨げにならずに済みます。
6.迷惑電話を未然に防ぐ電話代行サービス「オフィスのでんわばん」とは
会社や事務所の電話対応をコールセンターで代行し、一次対応の内容をチャットで報告するほか、必要に応じて直接取次ぎも行う電話代行サービスです。
年々増加傾向にある迷惑電話。AIや自動音声を利用した営業電話、しつこい営業・勧誘などが企業にとって業務の妨げとなっている、電話対応の為の出社など電話対応の対策に追われている、などが問題となっている現状を解決するため誕生しました。
迷惑電話や営業電話を【オフィスのでんわばん】に任せることで、職場環境を改善し、業務効率の向上を目指せます。

オフィスのでんわばんのメリット
1.迷惑電話をシャットアウト
管理サーバーに登録された迷惑電話番号を自動で着信拒否。ブラックリストに未登録の電話番号については代行オペレーターが対応します。迷惑電話の排除により、無駄な受電が減り、料金も抑えられます。
2.スマホ内線
折り返しの際にスマホから店舗や会社の番号でどこからでも発信できます。
また、重要な電話だけを代行サービスから内線転送することで、転送料金が発生せず、コストを削減できます。
3.細かい電話代行設定が可能
専用の管理画面から、曜日・時間帯ごとの転送設定や、従業員ごとに通知先を変更するなどの柔軟な運用が可能です。
また、通話内容を録音し、必要なときに確認することもできます。
7.電話代行をさらに進化させた『オフィスのでんわばん迷惑電話フィルタ』

電話代行サービスは、すべての電話を一時受付し、内容をメールで通知。折り返し電話を掛けることが一般的ですが『オフィスのでんわばん迷惑電話フィルタ』はクラウド電話を使用した内線取次機能で、迷惑電話以外の重要な電話のみ取り次ぐことが可能です。
「オフィスのでんわばん迷惑電話フィルタ」は、自社で登録した迷惑電話ブラックリストの他に同サービスを利用しているすべての迷惑電話データを専用サーバにて集約。
海外からの迷惑電話や、頻繁に電話営業を行っている会社番号などがあらかじめシャットアウトされます。
迷惑電話フィルタを利用することで全国から集めたブラックリストから主要な迷惑電話をあらかじめ除外するので、かかってくる事はありません。残りの電話は電話代行サービスに委託することで業務に集中する体制を整えることができます。
電話代行サービスは電話対応の件数によって料金が決まるため、迷惑電話が多いと余計なコストがかかってしまいます。迷惑電話フィルタを活用することで、不要な電話対応分のコストをカットすることが可能です。