Q: 建設業のコスト削減・コストダウン~現場事務所の電話環境の削減~
建設業における現場事務所の立ち上げや撤去費用は都度都度発生するコストの為、改善したい項目です。そこで今回は現場事務所のコスト削減・コストダウン方法についてご紹介いたします。
- コンテンツの目次
1.現場毎に構築する電話環境
建設現場で働く従業員がデスクワークなどを行う場所が現場事務所です。現場事務所は一般的なオフィスとは違い、工事期間しか利用しない仮設仕様の為、最終的に撤去することが前提となっています。
しかし、撤去する前提でも工事期間はそこでデスクワークや本社/支店/協力会社とのやり取りなどを行う為、インターネット回線や電話回線・電話設備(固定電話・ビジネスフォン)・複合機などを設置する必要があります。
5人の現場事務所を場合だと初期投資/撤去費用で178,910円、月額料金で34,270円が発生しています。初期投資/撤去費用は現場が変わるたびに発生しますので長期で考えると見過ごせない金額になります。
2.建設業向けソリューション『MOT/PBX』
建設業向けソリューションのMOT/PBXを本社や支店へ導入すると各現場事務所へ電話環境を構築する必要がなくなります。MOT/PBXでは従業員が利用するスマホやパソコンへ専用アプリをインストールします。アプリがインストールされた端末からインターネット経由でMOT/PBXと接続することで従来の固定電話(ビジネスフォン)の機能(内線・外線など)が利用できるようになります。
3.導入メリット
MOT/PBXを導入するメリットをご紹介します。
現場事務所の初期投資/撤去費用の削減
先にも記載したようにインターネットを経由して本社や支店のMOT/PBXと接続して各機能を利用することができます。その為、現場事務所へ電話回線やPBX・固定電話を設置する必要がなくなり初期投資/撤去費用を大幅に削減することができます。
ペーパーレス
MOT/PBXは内線や外線などの電話機能以外にインターネットFAX機能やビジネスチャット機能が利用できます。従来、図面のやり取りや危険予知(KY)・安全指示事項などをFAXや紙で印刷して配布していましたが紙文書では紛失や管理が面倒、コストが高いなどの課題がありました。
MOTでは受信したFAXを自動でPDFデータへ変換しメールやMOTのビジネスチャットで送信することができます。複合機を現場事務所へ設置する必要がなくなる為、初期投資/撤去費用の削減されるほか、ペーパーレスにも繋がります。PDFデータなので受信日時などでフォルダ分けすることで管理も簡単になり紛失する心配もありません。危険予知(KY)・安全指示事項などはビジネスチャットで共有することで紙の配布が不要になります
協力会社含めた電話環境の構築
MOT/PBXに登録したアカウントをアプリへ設定することで各機能を利用できますが、利用できるのは自社の従業員に限りません。協力会社の方用にアカウントを付与すれば自社と協力会社間で内線環境(無料通話)が構築できます。
圏外でも利用可能
建設現場にはキャリア電波の弱い地域や全く入らない圏外の場所・トンネル内などの場合もあります。MOTでは現場事務所やトンネル内に設置されたWi-Fiを利用して内線・外線などの通話を行うことができます。
現場従業員の電話負担軽減
従来の固定電話では現場の従業員が作業を止めて電話対応を行ったり、夜間の仮眠時間中に対応したり電話負担が大きい環境でした。MOT/PBXでは現場用の外線番号への着信を本社や支店でも受けることができます。その為、現場従業員の電話対応負担を軽減することができます。
4.費用比較
従来の現場毎に電話環境を構築・撤去する場合とMOTを導入した場合の費用比較をしてみましょう。
初期/撤去費用
項目 | 従来 | MOT/PBX |
---|---|---|
電話/FAX回線 | 10,230円 | 0円 |
ネット回線 | 20,680円 | 6,270円 |
固定電話 | 80,000円 | 0円 |
複合機 | 22,000円 | 0円 |
撤去工事 | 46,000円 | 9,000円 |
合計 | 178,910円 | 15,270円 |
月額費用
項目 | 従来 | MOT/PBX |
---|---|---|
電話/FAX回線 | 3,400円 | 0円 |
ネット回線 | 6,270円 | 6,270円 |
固定電話 | 7,000円 | 0円 |
複合機 | 17,600円 | 0円 |
合計 | 34,270円 | 6,270円 |
MOT/PBXではネット環境が構築されていれば利用できるので、ネット回線のコストのみになります。その為、初期/撤去費用・月額費用ともに80%の削減されています。上記に加えて、紙の印刷コストや協力会社との通信費なども削減されるので、より削減効果は大きくなります。
現場事務所の立ち上げ・撤去コストの削減することで、現場事務所の他の部分(例えばシャワー室などの設置)へ投資することもできますので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか?
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