Q: ビジネスチャットでスタンプは失礼?
前回のブログにて、「個人用チャットとビジネス用チャット 比較」をしました。
チャットの便利さなどのメリットはそのままで、個人用チャットのリスクであるセキュリティ対策をしたビジネスチャットを利用することは、業務の効率化を図るとともに個人用チャットの利用を防止できるのでリスク対策にもなることをお伝えしました。
今回は、そのチャットでの連絡の際にスタンプを利用することは失礼になるのか?という内容を解説していきます。
- コンテンツの目次
1.LINEのスタンプ
ビジネスチャットのスタンプ利用を見る前に、LINEでのスタンプ事情を見ていきます。
LINEなどのチャットアプリはスタンプと言われる画像を送ることで簡単に気持ちや言葉を伝えることができます。
スタンプは言葉を打たなくてもコミュニケーションが取れるため、短時間で返信したりすることに向いています。
日本国内のLINE利用率は7割程ですが、その利用ユーザーがどのようなスタンプを利用しているのかを調査した結果は、以下の通りです。
男女とも90%以上が無料のスタンプをダウンロードしているようです。
有料のものを購入しているユーザーも30%以上います。
次に、有料のスタンプを何個購入したかという調査の結果は以下の通りです。
購入個数4~5個は女性のほうが多いですが、11個以上になると男性のほうが多いです。
理由は次項で見ていきます。
2.スタンプを使う理由
スタンプが広くダウンロードされていることが分かったところで、次にスタンプを利用する場面を見ていきます。この場面を見ていくと、おのずと男性のほうがスタンプを多数購入してしまう理由がわかります。
・簡単に会話ができる
文字を打つのが面倒なときに、スタンプだとワンタッチで簡単に送れるからという理由があります。確かに、メールや電話の際も、女性に比べ男性は、事務的な用事のみしか使用しない方が多く、目的の無い内容のときは、面倒くさいと感じる方が多いです。
・既読無視を避けるため
LINEなどのチャットアプリには、送ったチャットを相手が読んだのか、まだ読んでないのかを判別する機能があります。それが既読機能です。
この既読機能はとても便利な機能ですが、新たな既読スルーという問題を引き起こしました。以前のメールであれば、メールを読んだ後、ゆっくり返信することが可能でしたが、LINEなどのチャットアプリだと既読がわかるので、チャットを送った相手からすると「読んでいるのに返信がこない」という心理になります。
この既読スルーに簡単に対処できるものがスタンプです。既読したものの、返信をゆっくり考えたり、打つのが面倒くさい場合には、既読無視を避けるため、スタンプでとりあえず対応することが多くなっています。
特に、女性は既読無視に敏感な人が多く、女性とのチャットを終わらせたいときや、すぐに返信が必要になるときは、スタンプで対応する場合が多いようです。
・文字より感情が伝わりやすい
メールなどの文章のみで感情を伝えることは難しいです。しかし、スタンプであれば表情や動きのあるスタンプが多く感情を簡単に伝えることができます。
まとめると、男性のほうが「文字を打つのが面倒くさい」と思うことが多いです。そのため、文字の変わりにスタンプを使用することが、男性の方が多いのかもしれません。そのため、簡単にスタンプで会話できるように多くのスタンプを購入しているのかもしれません。
女性と男性の性格の差も男性のスタンプ大量購入の理由の1つのようです。
3.ビジネスでスタンプは失礼?
簡単にコミュニケーションができるなど様々なメリットのあるスタンプですが、ビジネスで利用することは問題ないのでしょうか?
例えば、先輩や上司とチャットのやり取り中にスタンプが送られてきました。あなたならどうしますか?
この問題で注意しなくてはいけないことは、統一した答えがないことです。会社のルールとして「スタンプを利用する」や「スタンプ利用禁止」など明確になっていればいいですが、そのような会社はいまのところないと思います。
こうなると、統一した正解はないので相手によって使い分けるしかありません。
「スタンプを利用していいよ」と言ってくれた人には使ってもいいでしょう。
しかし、スタンプを失礼だと思う方もいるので、そう言われない限り使わない方が無難です。
ちなみに、マイナビウーマンが行った「会社の人とLINEでつながった際、スタンプや絵文字は使わないほうがいいと思いますか?」という調査によると、
・使ってもいい……32.7%
・使わないほうがいい……67.25%
という結果になっています。
4.まとめ
スタンプは利用しない方が無難です。しかし、電話やメールが世に出てきた当初にもこのような「失礼・失礼じゃない論争」が起きています。時代の流れとともに電話やメールでやり取りすることが当たり前になったり、利用ツールは変化していきます。そのような中で、上司や先輩と楽しくスタンプをやりとりするのもコミュニケーションとして良いと思います。業種や社風、人間関係によっても考え方は異なると思いますが、新しい便利なツールを積極的に取り入れるか、安定した従来のツールを使い続けるか、固定観念にとらわれずに一度考えてみてもいいかもしれません。
また、私個人の見解としてチャットがこのままビジネスにおいても根付くのであれば、スタンプも利用することが当たり前になっていくように思います。
また、弊社でもビジネスチャットを提供しています。ビジネスチャットの「MOT/Cha(モッチャ)」はセキュリティの担保の面から事前登録制となっており、プライベート用とビジネス用を分けることで誤送信も防ぐことが出来ます。更に、この記事でご紹介してきたスタンプもご用意されており簡単・スピーディーにコミュニケーションを取ることができます。
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