Q: 顔認証で勤怠管理をするメリット
新在宅勤務などのテレワークや時差出勤など働き方が多様化してきました。働き方の多様化に伴い、社員の勤怠を従来のタイムカードやICカードを利用した管理方法では対応が難しくなってきています。
そこで本記事では、多様な働き方に対応し管理できる顔認証と勤怠管理システムについてご紹介致します。
- コンテンツの目次
1.勤怠管理の課題
近年、労働基準法の改正などで企業が従業員の正しい就業時間を把握する事が求められています。
しかし、現状の勤怠システムではいくつかのそれらを完璧に把握するために課題があります。
現状多く利用されている紙やExcelでの勤怠管理の大きな課題として、不正打刻の防止です。
タイムレコーダーでの打刻ですとなりすましや代理打刻という違反行為が簡易に出来てしまうという現実があります。
本人以外が打刻するなどの不正打刻が横行すると正しい就業時間の把握が困難であり、正確な勤怠管理ができないうえに、さらに会社側は本来ならば不要である残業代を支払わなければならなくなるのです。
カードによる打刻も物理的にカードの受け渡しが可能な為、不正行為を完全に防ぐことは困難です。
その中で昨今注目され、従来の勤怠管理システムの課題を払拭する事ができる事で導入が進んでいるのが顔認証を使った勤怠管理システムです。
2.顔認証とは?
顔認証とは、人の顔を認証し、本人を確認する技術、顔認証システムは、個人を識別するために人間の顔を使用する技術およびシステムです。
このシステムは、顔の特徴やパターンを分析し、個人を識別、認証、または識別するために使用されます。
特定の個人の顔データをデータベース内の事前登録済みの顔データと照合することで、特定の個人がシステムにアクセスを許可されるかどうかを判断します。
顔認証は、セキュリティシステムで広く使用されます。
スマートフォン、タブレット、パソコン、アクセス制御システム、入退室・入退館におけるセキュリティなど、さまざまな場面で利用されます。
このことで登録ユーザーのみがシステムにアクセスできるようになり、不正アクセスを防ぐことができます。
このように顔認証をはじめとする生体認証技術は、一般的な企業サービスから強固なセキュリティが必要な銀行までにわたり幅広く活用されるようになりました。
3.顔認証勤怠管理
顔認証 入退室管理システムは、顔認証の技術を使い、施設の入退館や入退室を管理、履歴を残すシステムです。
従業員の顔を認証して出退勤の打刻を行います。
従業員本人の顔を認証して出退勤打刻を行うので、別の従業員が代理で打刻すると言った不正打刻を防止できます。
4.顔認証勤怠管理のメリット
顔認証勤怠管理がなぜ近年増加しているのか、そのメリットをご紹介します。
なりすまし・代理打刻の防止
顔認証ができる勤怠管理システムのメリットは、本人以外が打刻できないため、なりすましや代理打刻を防止できる点です。
顔認証は、個人固有の生体情報である顔の特徴を解析し高い精度で本人を識別するため、他人によるなりすましや、代理打刻ができません。
これにより、勤怠データの正確性とセキュリティが向上し、不正な出勤や打刻漏れを防止できます。
本人以外でも打刻することが可能なタイムカードやExcelでは不正打刻を100%防止することは困難です。
また、顔認証打刻より不正な残業代にかかる人件費の削減と同時に勤怠状況の正確な把握で過重労働も防止できます。
ICカードの紛失リスクがない
顔認証対応の勤怠管理システムでは、ICカード打刻で生じうるICカードの紛失のリスクがありません。
ICカード打刻は端末にカードをかざして打刻できる打刻方法ですが、ICカードはモノである以上、従業員はそれらを持ち歩く必要があり、落としたり紛失したりといったリスクを伴います。
紛失したら打刻ができない、再発行の手間などのデメリットがある他、紛失したカードを不正利用されてしまった場合のセキュリティ面のリスクが大きいです。
一方、顔認証対応の勤怠管理システムでは、本人の顔がICカードの代わりとなり、カード等の携帯も不要であり、第三者による不正利用も防止できます。
非接触で打刻できる
非接触で勤怠管理ができる点もメリットの1つです。
従来の方法では、タッチパネルやボタンを触る必要がありましたが、顔認証システムでは、顔をカメラで読み取るだけで認証されるので、どこにも触れる事はありません。
接触を伴わずに勤怠データを取得できる事は、感染症の予防に役立ちます。
特に、ウイルスの感染リスクが高まる医療現場や保育施設、介護施設などの場所での勤怠管理においては、非接触の利点が大きいです。
さらに、体温測定機能が組み込まれている顔認証システムでは従業員の体温を打刻と同時に計測できるものもあります。
体温の異常を検知することで、発熱者や体調不良者を早期に特定し、感染症の拡散を防げます。
認証率の高さ
生体認証は指紋認証、静脈認証などのいくつかの方法がありますが、顔認証は他の生体認証方法と比べて、本人の認証率が高い点もメリットです。
指紋認証や静脈認証などの生体認証方法は、はいくつかの問題点を抱えています。
その日の気温や個人の体調、指紋が汚れている場合や、手に傷がある場合などに認証率が低下する可能性があり、また、静脈認証は季節や体調により血管が収縮することで認証ができないなどの場合もあります。
一方、顔認証は顔の特徴を基にした認証方法なので、個人の体調や気温や環境による影響を受けにくく、本人の認証率が高く安定しています
5.顔認証対応の勤怠管理システムを選ぶポイント・注意点
顔認証勤怠管理サービスを選定する際に重要となるポイントをご紹介します。
認証速度や認証精度に注意
顔認証ができる勤怠管理システムの注意点として、認証速度と認証精度があります。
認証精度についてはある程度制度は上がってきていますが、登録人数が増えてくると似ている顔などの誤承認を起こす確率は増えてきます。
誤認識や認証エラーが生じると正確な勤怠管理が難しくなります。
また、認証速度が遅いと従業員の待ち時間が増え、業務効率が低下します。
顔認証のスピードは、ICカードと同じくらいの1~2秒を目安に考えてください。
システム選定時には高い精度と高速な認証処理を備えたシステムを選ぶことが重要です。「認証速度」と「認証精度」については実際にデモ機で実演して頂き、見てみるのが一番です。実際の動作や精度を確認し、信頼性の高いシステムを選択しましょう。
認証端末にかかる料金・必要な打刻機器の台数を確認
認証端末にかかる料金は、導入コストに大きく影響を及ぼします。
1台あたりの料金から、全国にあるすべての拠点・事業所に配置する場合などのトータルでの料金も確認しましょう。
複数の出入り口がある場合、各所で打刻が必要になる場合もあり、数量、場所など適切に配置する必要があります。
何台の機器が必要なのか、認証端末をすべて購入した場合、初期費用はどれくらいかかり、メンテナンス費用は年間いくらくらいかかるのかなどが重要です。
6.顔認証で打刻ができる勤怠管理システム「MOT勤怠管理」
クラウド勤怠管理システム「MOT勤怠管理」は、従業員・人事・経営者の勤怠・労務に関する業務を効率化します。
顔認証などの不正を防止できる打刻ができ、また、スマホでどこでも打刻が可能です。直行直帰や出張・テレワークでもスマホで打刻できます。
打刻漏れはメッセージで通知してくれるので打刻漏れを防止、さらに有給の申請・承認をシステム内で完結する事ができます。
日々打刻した時間を自動で記録し、労働時間・残業時間は自動集計するので、人事にも嬉しい勤怠管理システムです。
バルテックの顔認証勤怠管理は・・・
✓ 独自技術による高速認証
MOT勤怠管理システムの顔認証は、クラウド+ゲートウェイのハイブリッド型による高速認証が可能です。
出勤時の入室が集中するオフィスやICカードで入退室を管理している工場、病院でも、ストレスを感じることなく、打刻・入室が可能です。
✓ AI顔認証による非接触検温
顔をカメラで読み取るだけで、認証され、どこにも触れることなく打刻・検温が可能。
医療現場や介護、保育施設などで感染症予防に役立ちます。
✓ 温度表示+マスク検知+勤怠打刻が可能
本人確認と同時に温度を表示、マスクを着用しているかも表示できます。
マスクを付けていない場合は、警告メッセージ、音声を流し着用を促すことができます。
✓ セキュリティゲート、スマートロックとも連動できる
顔認証と入場ゲートを連動させることもでき、QRコードによる入室や退室も行うことができるようになります。
✓ 選べる設置タイプ
卓上型・壁掛け型・ゲートタイプと、設置タイプを選べます。壁掛け型は埋め込みも可能です。
選べる設置タイプ
卓上型
壁掛型
ゲート連動
7.VALTECの顔認証ならゲートやスマートロックとも連携
ゲートやスマートロックと連携することで顔認証をしないと開かないようにすることで打刻漏れを防止できます。
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