Q: 医療現場(病院)のスマホ活用で働き方改革
「働き方改革」が盛んに叫ばれていますが、民間企業だけではなく医療現場(病院)にも広がっています。 そこで今回は厚生労働省の検討項目を見ながら医療現場の働き方改革についてご紹介していきます。
- コンテンツの目次
1. 医師の働き方改革に関する検討会
1. 医師の働き方改革に関する検討会
医療現場(病院)で働く医師や看護師などは企業勤めとは違い、医師では外来診療、入院患者の診療、検査、手術、看護師では患者のバイタルサインチェック・移送・食事、入浴、排泄の補助、巡回(ラウンド)、担当患者のカルテ記録作成、看護師同士のミーティング、ナースコール対応、手術室看護師の場合では手術の準備、執刀医へ器具を手渡しする業務などが昼夜問わず行われます。休日でもほとんどの医師が病院へ出て診察などを行います。その為、緊張状態は解かれず疲労は蓄積していく一方となります。
この現状を打開すべく国も真剣に医療現場の働き方改革を検討するようになりました。
厚生労働省が設置している「医師の働き方改革に関する検討会」では
1 医師の労働時間管理の適正化に向けた取組
2 36協定の自己点検
3 既存の産業保健の仕組みの活用
4 タスク・シフティング(業務の移管)の推進
5 女性医師等に対する支援
6 医療機関の状況に応じた医師の労働時間短縮に向けた取組
参照:厚生労働省「医師の働き方改革に関する検討会」
が議論されています。
慢性的な医師不足や患者ファーストな現体制は必ず改革が必要ですし、現場で実際に働いている医師たちや看護師たちには声を挙げていただきたいです。しかし、国として取り組む場合、実際に恩恵を受けるまでの期間は非常に長くなることが予想されます。実際に上記の「医師の働き方改革に関する検討会」の報告は2017年8月から開始され既に1年程が経過していますが、何も解決されていません。そこでまずは現場レベルで働き方改革を行っていかなければなりません。
2.スマートフォンの活用
2.スマートフォンの活用
医療現場(病院)内ではPHSでナースコールや看護師同士のコミュニケーションを取っていることが多いですが、PHS利用では行える業務が限定的になります。病院内の固定電話(ビジネスフォン)とも連携していないことが多く内線通話も出来なければ、外線の対応も出来ません。日中であればナースステーションに看護師が在席し対応が出来ますが、夜間の見回り(巡回)時には人数が少なく対応が出来ません。面会時間終了後のインターホン対応でもPHSでは対応できず、その場まで行って対応したりしています。慢性的な人手不足にもかかわらず、非効率的な対応になってしまいます。
そこで活用したいのがスマートフォンです。スマートフォンはご存知の通り電話のみならずWEBの閲覧やアプリの利用などが行え、PHSと比べても使用可能な機能が豊富です。
医療現場でスマートフォンを活用するとどのようなことが改善されるのか見ていきましょう。
3.ナースステーション以外の業務幅の拡大
3.ナースステーション以外の業務幅の拡大
弊社のスマホソリューションだと院内の固定電話機と連携し、内線通話が可能になります。
また、電子カルテを導入していればナースステーションまで戻らずにスマホを使ってベッドサイドからでもカルテ作成が可能になります。その場で記載が可能なので正確な情報を詳細に記録することが可能です。そのまま別の患者様へ移動もできるので効率的な業務が可能です。
更にチャット機能も付随し、院内の医師・看護師を含めたすべてのスタッフと情報を一気に共有できます。例えば健康保険組合へ提出する医療報酬明細書(レセプト)の作成時間の短縮をする為にチャット内に症例や病名と提出して返却されなかった文章を記録しておくことで同じ症状や病名の際に検索し参考とすることでレセプトの作成時間が短縮できます。
この様にスマートフォンソリューションを導入することで医療現場の負担を軽減できます。国における働き方改革を待つだけでなく院内で取り組みを行ってみてはいかがでしょうか。
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