Q: エンジニアが快適に仕事の出来る職場環境づくり
エンジニアは他業種に比べて残業時間が多くなりがちです。厚生労働省が公表している平成27年度の「賃金構造基本統計調査」によれば、東京都のシステムエンジニアの平均残業時間が23時間であるのに比べ、他の職種ではプログラマが17時間、看護師が9時間となっています。これはあくまで平均時間なので23時間を超える残業時間のエンジニアは少なくありません。
そこで今回は業務時間の長いエンジニアが快適に仕事の出来る職場環境づくりの方法をご紹介致します。
働き方改革支援ソリューションの詳細はこちら
1.なぜシステムエンジニアの残業時間が増えてしまうのか
1.なぜシステムエンジニアの残業時間が増えてしまうのか
企業におけるシステムエンジニアの立場によって残業時間は変わってくるようです。営業の立場が強い・ワンマンな社長がいる企業のエンジニアだと無理にとってきた案件の対応を行わなければならない場合も多く、無理難題を言われるので当然、納期が近くなれば徹夜などが多くなります。
また、請負開発の現場システムエンジニアは残業時間が長い傾向にあります。請負開発の案件は納期やスケジュール管理などの主導者が発注元となります。その為複数案件同じ時期に重なったり、売上の為に案件を増やせば増やすほど苦しくなります。
一方で、大手企業の社内システムエンジニアや開発を外部に委託している企業のシステムエンジニアは残業時間が少ない傾向にあるようです。
2.システムエンジニアが快適に仕事の出来る職場環境の例
2.システムエンジニアが快適に仕事の出来る職場環境の例
職場環境の悪いままでは業務効率が下がるばかりでなく、最悪の結果、離職へ繋がります。そのような結果とならない為にも職場環境を改善する必要があります。
全体的に残業の多いシステムエンジニアが快適に仕事の出来る職場環境はどの様なものがあるのか実例を挙げてご紹介致します。
■壁のある1人用の個室
他人の視線や話し声などはエンジニアの集中を妨げます。その為簡易的な1人用の個室になるように壁を用意すると集中力が増します。
より防音などを意識するなら下記のような完全なる個室対応もあります。
■スタンディングデスク
名前の通り立ったまま仕事をするスタンディングデスク。ずっと立ったままというわけでなく業務の半分程をスタンディング、残りの半分を座ってと言う風に1日のなかで分けているそうです。立って仕事を行うと姿勢が良くなりますし、自然と筋肉も使い消費カロリーも増えますので、肥満気味の方にはちょっとしたダイエットにもなります。
また立っている時間はアクティブな業務、座っている時間はメールチェックなどの受け身の仕事など明確に切り分けることでメリハリも付きます。
■体調管理とリフレッシュに社員食堂
納期が迫るとお昼の時間も気にせず仕事を続けたり、カップ麺でさっと済ませたりと健康的ではありません。社員食堂があれば安く美味しい、そして栄養バランスの取れた食事をとることが出来ます。
また、他の社員と話しながら食べることでリフレッシュ効果もあります。
■気分転換が出来る場所がある
朝早くから夜遅くまで仕事をしていると疲れとストレスは自然と溜まっていきます。そんな時に気分転換が出来る場所があったら良いですね。
例えば、シャワールームや体を動かせるフィットネススタジオ、座りっぱなしで固まった体をほぐすマッサージルームなどが企業に導入されています。
■2台のディスプレイが楽に並べられるデスク
システムエンジニアであれば調べ物をしながら作業を行ったり、片方で作業をして、もう片方のディスプレイで変更した結果を表示したりディスプレイが2つであれば作業効率が格段に上がります。
しかし、ディスプレイが大きくてデスクに乗らない場合もあります。そんな時には「ぱっとスル」というサイトで購入出来るブーメランデスクがおすすめです。
大きな画面を2つ以上並べても余裕のある大きさです。システムエンジニアにとっては2つのディスプレイが余裕で置ける大きなデスクが一番うれしいかもしれませんね。
■在宅勤務が可能
通勤時間が削減される在宅勤務であれば通勤時と比べてプライベートの時間も多く確保できます。また、東京・大阪などの企業も人口も集まっている地域以外に住むシステムエンジニアも働くことが出来るので企業にとっても採用を進めやすくなります。
働くシステムエンジニアにとっても企業にとっても良い在宅勤務ですが、勤怠管理や本社と同じシステム環境を用意するなどが必要になります。また、在宅勤務のデメリットとしてコミュニケーションが取りづらいという点が指摘されています。そのような際には在宅勤務用のコミュニケーションツールである「MOT」がおすすめです。MOTスマートフォンを内線電話機として利用したり、会社専用のチャットも使えます。チャットで気軽に先輩や上司に相談したり、詳しく聞きたいときには内線電話をかけたりと事務所で仕事をする際と比べても遜色ないコミュニケーションになるでしょう。
-
在宅勤務の内線電話イメージ
-
会社専用のチャット
上記でご紹介した方法は一部にしかすぎません。あなたの職場環境に合う方法は上記に当てはまるかもしれませんし、別の方法かもしれません。一度、快適に業務の出来る職場環境を検討してみましょう。
働き方改革支援ソリューションの詳細はこちら
キーワード検索
最近の記事
【無料】人気ガイドブック