クラウドPBXの失敗事例6選!失敗しない注意点5つを解説
最終更新日:2023年12月7日
テレワーク中にスマートフォンで会社宛ての電話を受けたり、会社番号で取引先に発信したり従来のビジネスフォン(会社用の電話)ではできなかった様々な機能が利用できる便利なクラウドPBXを導入する企業が急速に増えています。 しかし、クラウドPBXを初めて導入する企業では導入後に失敗したと感じ他のクラウドPBXへ移行している事例も見受けられます。 そのような場合、導入するためのコストや時間が無駄になってしまいます。 そこで今回は、失敗した事例のご紹介とクラウドPBXを選ぶ際の注意点をご紹介いたします。
1.クラウドPBXとは?
失敗事例のご紹介の前に、簡単にクラウドPBXとはどのようなサービスかご紹介します。 従来、事務所などに設置していたPBX(主装置)をクラウド上に設置しインターネットを介して各機能を利用します。ビジネスフォンでは1人1台あった電話機はスマートフォンやPCで代用することができます。 事務所以外でもテレワーク中や外出中でも会社番号の発着信ができるなど利便性も優れています。
スマホやPCで利用する際、アプリやソフトをインストールして利用しますが、このアプリやソフトは提供企業によって異なり、当然品質の良し悪しがあるので導入後に「失敗した…」となる原因にもなります。
2.クラウドPBXの導入失敗の6事例
実際にクラウドPBXの導入失敗例を見ていきましょう。
1.クラウドPBXのサーバーの安定性が悪い
クラウドPBXはクラウドというとおり、サーバーがクラウド上にあり、運営会社が管理しています。 サーバーの設備は通常一ヵ所で運用しているので、ダウンすると利用するお客様全員に影響を与えることになります。 クラウドPBXの加入者はますます増加するなかで、サーバーがその増加においつかず、ダウンするケースが増えており、度重なることがあると会社の電話業務に支障をきたします。
2.通話品質が悪い
クラウドPBXは様々な機能のなかでも、当然メインとなるのは電話です。その電話の通話品質が導入後に悪いと分かった事例です。 クラウドPBXはインターネットを介して利用するので環境に影響されるサービスですが安定した環境でも通話の遅延や声が聞こえない、雑音が聞こえるなどの症状があるサービスもあります。
3.使い勝手が悪い
アプリやソフトの利用画面がわかりずらく、必要な時に必要なボタンが見つからず業務効率が下がった事例です。 スマホやPCにインストールするアプリやソフトは自社開発している場合もあれば海外のものを利用している場合もあります。自社開発している場合は使い勝手が非常に悪いという場合は少ないですが、海外製のものは要注意です。海外と日本では電話の使い方が異なり、ボタンの配置など海外の人にとって使いやすいものになっている為、日本人が使うと使い勝手が悪いと感じる場合が多いです。
4.サポートが遅い
スマホアプリからうまくクラウドPBXへ接続できず利用できないため、サポートへ連絡したが長時間対応してもらえず業務がストップした事例です。 サービスを利用する上で不具合・故障・使い方がわからないといった状況になることもあります。そのような際にサポートへ連絡しても対応が遅い企業もあります。特に海外製のものはサポートが日本語で行っていない場合や対応が遅いこともあります。
5.機能が充実していない
受電体制の変化に伴い通話録音を利用したかったが利用しているクラウドPBXにはなかったので他社に乗り換えた事例です。 クラウドPBXは初期費用が安く月々の費用も1台1,000円以下という低価格な設定であるので起業時や少人数の企業も利用がしやすくなっています。しかし、導入後に企業が成長したり運用が変わったりした場合には導入時と異なる機能が必要になる場合もあります。 例えば、社内で簡易的なコールセンターやサポートセンターを作成する場合に、「通話録音」や着信時に自動でお客様の情報をパソコン画面に表示してくれる「CTI機能」などが必要になりますが、各機能を利用できないクラウドPBXもあります。
6.増設時に割高
コスト重視で合計コストが安いA社のクラウドPBXを導入。その後、社員の増加に伴いプラン変更をしたが他社に比べて割高になってしまった事例です。 クラウドPBXの料金体系は提供企業によって異なります。1台〇〇円という料金体系の企業もあれば〇〇台まで利用できて〇〇円という企業もあります。その他にも利用できる電話回線の本数に縛りがあったりします。ここで問題になるのは今最適・最安のプランが将来的にも継続して利用できるか?最適なプランなのかという点です。
例えば5台で利用を考える場合に1台1,000円のA社と10台まで利用できて5,980円のB社があったとすると5台の利用を考えている現在ではA社が一番安くなるので最適に思われます。しかし、1人社員が増えればA社の6,000円よりもB社の5,980円が安くなります。7台以上になると差額は広がっていきます。 このようにサービス運用時には最安プランが、会社の成長とともに割高なプランになってしまいました。
3.失敗事例から学ぶ5つの注意点
実際にクラウドPBXの導入失敗例を見ていきましょう。
1.サーバーの安定性
サーバーの管理体制や運営体制などサービス会社に確認をしましょう。また現在どれくらいの加入社数があるか、確認してみるのもよいでしょう。
2.電話の音質
導入前に、デモを要望して通話品質の確認をしましょう。
3.機能性とその充実度
導入前に気になっているクラウドPBXを比較して、機能の差異を確認し、その機能がどのような機能なのか?今後使いそうか?なども広く検討することが重要です。 また、使い勝手が悪くないかどうか、実際のアプリ・ソフトを使ってみてください。
4.サポート体制
クラウドPBXはクラウドというとおり、サーバーがクラウド上にあり、運営会社が管理しています。 導入前にサポート体制をチェックすることが重要です。サポートを行うのは自社なのか?対応時間や休日なども聞いておきましょう。
5.従業員増加に伴う追加コストの確認
導入時には会社の将来的な体制の変化や人数を想定してください。これは料金だけでなくてそのサービスがその人数や大勢だと受けられないという場合もあります。
4.新規契約の56%が他社からの乗り換え「モッテル」
「モッテル」はアプリなどを使った電話のシステムを15年以上も開発・製造してきた株式会社バルテックが提供するクラウドPBXです。15年の経験・ノウハウを生かし開発されたモッテルは多くの企業に導入されています。
特に新規契約のうち56%が他社クラウドPBXからの乗り換えであり、通話品質や豊富な機能が評価されています。
5.「モッテル」が選ばれる理由とは
・音声品質 全体満足度星5のクラウドPBX
・27,000社以上の導入実績
・使いやすいインターフェース
モッテルで利用するアプリ/ソフトは自社開発の為、日本人に合った画面設計です。 ユーザー様から頂いたご意見・ご要望もアプリのバージョンアップにより随時反映しております。・わかりやすい料金体系
スタンダード(20台まで)・ミドル(50台まで)・プレミアム(100台まで)など利用規模に応じたわかりやすい定額の料金体系。1内線ごとの追加ライセンス料は必要ありません。 また、月額利用できるサブスク型のサービスなので、いつでも解約、利用する台数・期間に応じてプラン変更も可能。お申込みから最短1週間~で利用開始。長期間の縛りがあるリース契約は不要です。・電話業務のDXを実現する便利な機能
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