クラウドPBXでFAXや複合機を使う方法と注意点

クラウドPBXでFAXや複合機を使う方法と注意点

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クラウドPBXの基礎知識

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クラウドPBXでFAXや複合機を使う方法と注意点

最終更新日:2025年1月29日

クラウドPBXでネットFAX・既存の複合機を利用する方法

クラウドPBXではFAXや複合機が使えないと言われました。
クラウドPBXでFAXや複合機を使う方法はありますか?



クラウドPBXでもFAXや複合機の接続ができますよ!
しかも今よりも便利にFAXが使えますので説明しますね!


一般家庭での利用率は低下していますが、オフィスではまだまだ需要のあるFAX。
「クラウドPBXでもFAXは使えるの?」「FAX番号そのままでクラウドPBXを導入できるのか」といったお問合せは多くあります。

電話回線はとかく、分かりにくいところが多くありますが、この記事ではクラウドPBXでFAXや複合機を併用して使う方法をわかりやすく解説します。

FAXや複合機が使えるクラウドPBX
コンテンツの目次
  1. クラウドPBXとは
  2. クラウドPBXでFAXや複合機を使う方法
  3. クラウドPBXでインターネットFAXを利用する際の注意点
  4. インターネットFAXの利用イメージ
  5. インターネットFAXのメリット
  6. インターネットFAXの業種別メリット
  7. 今お使いのFAX番号が利用できるクラウドPBX


1.クラウドPBXとは

今まではオフィスに設置していた主装置といわれるPBXを、インターネットのクラウド上に置いてインターネット回線で内線・外線を利用してビジネスフォンの機能を利用することができるサービスです。

クラウドPBX

クラウド上のPBXを利用することで自社内にPBXを用意する必要がなくなり安価に会社用の電話環境を整えられる他、インターネットがつながる場所であればどこでも内線や会社番号を使った外線通話が可能になります。

クラウドPBXで複合機のFAXが利用できなくなる理由

クラウドPBXはインターネット回線(光回線やIP回線)を利用するサービスです。一方、複合機はビジネスフォンなどと同じアナログ回線を使用したサービスです。この利用する回線の違いが要因でクラウドPBXでは複合機が使えなくなると言われている理由です。

しかし、クラウドPBXを導入しても複合機を利用する方法やFAXを利用する方法はありますので事項で解説いたします。

2.クラウドPBXでFAXや複合機を使う方法

クラウドPBXでFAXを利用する方法は4つあります。

アナログ回線を残して複合機を接続する

クラウドPBX導入の際にすべての回線をインターネット回線(光回線やIP回線)に切り替えるのではなくアナログ回線を残す方法です。

アナログ回線を残すことで複合機を接続してFAXの送受信が可能です。

アナログ変換アダプターを使う

変換アダプターで複合機接続したクラウドPBX

変換アダプターを設置することで、複合機に接続する方法です。
クラウドPBXで利用するインターネット回線を複合機接続に利用できるアナログ信号に変換するのが「変換アダプター」です。

変換アダプターとはアナログデータをデジタルデータに変換する設備で、既存のFAX(複合機)をクラウドPBXに接続できます。
これにより、FAX用電話番号を変えることなく使い慣れている複合機を使用することが出来ます。

ただし環境などによってはパケットに遅延が発生し、スムーズにデータを送受信できない場合があります。
また、複合機本体の規格設定によってはFAX機能が利用できない場合があります。
具体的にはFAXが「スーパーG3モード」に設定されている場合、送受信に対応していないことがあります。
FAX設定を「スーパーG3モード」から、「G3モード」に再設定する必要がある場合があります。
詳しくは、ご利用のFAX機器会社にご確認ください。

クラウドPBXのFAX機能を利用する

クラウドPBXによってはFAX機能を提供しているサービスもあります。例えば当社のクラウドPBX「MOT/TEL(モッテル)」は標準機能としてスマホやパソコンでFAXの送受信ができるインターネットFAXが搭載されています。

インターネットFAXとは、スマホ・パソコンを使いインターネット回線を通してFAXの送受信が出来るサービスです。インターネットFAXを利用すれば複合機を用意しなくてもFAXの送受信が可能です。また、複合機ではできなかった出先やテレワーク中でもFAXの確認や送信ができるので業務の効率化にもつながります。

クラウドPBXで利用できるインターネットFAX

インターネットFAXサービスを利用する

インターネットFAXは単体サービスでも多くのメーカーから提供されています。インターネットFAXが搭載されていないクラウドPBXを導入する際は検討してみると良いでしょう。

ただし、インターネットFAXを標準搭載しているクラウドPBXとコストを比較すると割高になるケースもありますので比較検討が必要です。また、インターネットFAXサービスだけを導入する場合、今お使いの会社のFAX番号では利用できない場合も多いので注意が必要です。

3.クラウドPBXでインターネットFAXを利用する際の注意点

上記4つのFAXを利用する方法の中で回線の集約やコスト面・利便性などを考慮するとインターネットFAXを搭載しているクラウドPBXを選択することが良いと考える方も多いと思います。しかし、クラウドPBXでインターネットFAXを利用する際の注意点もありますのでご紹介いたします。

インターネットFAXと複合機のFAXを併用できない

クラウドPBXでインターネットFAXを利用すると複合機のFAX機能を併用できない場合があります。当社のクラウドPBX「MOT/TEL(モッテル)」ではインターネットFAXで受信しながら複合機でも紙で受信する運用ができません。しかし、データを印刷することは可能なので必要なFAXのみ紙に印刷することでコスト削減にもつながります。送信は併用可能です。

同時送信や送信サイズなどの制限がある

クラウドPBXに搭載されているインターネットFAXでは同時送信の枚数が制限されていたり、送信サイズが決まっているケースが多いです。大量に同時送信したい、様々なサイズのFAXを送受信したいという場合はインターネットFAX単体で提供されているサービスを検討する必要があります。

4.インターネットFAXの利用イメージ

当社のクラウドPBX「MOT/TEL(モッテル)」の実際の画面を見ながら利用イメージをつかんでいきましょう。

ネットFAXの受信

FAX番号に相手先から送られてきたFAXは、クラウドPBXでPDFデータに変換されます。
PDFデータは、指定されたメールアドレスに送信されたり、指定のフォルダに保存されたり、チャットに通知をしたりします。
ネットFAXの受信

ネットFAXの送信

送りたいFAXのPDFデータを選んで、そのまま指定のFAX番号でFAX送信します。
送信先では、もちろん従来のFAXと同様に紙で出力されます。

ネットFAXの送信

インターネットFAXって、要はFAXがPDFでやりとりできるってことですね!



はい!
FAX機器でやりとりしていたFAXを、機器を使わずにPDFでやりとりすることがインターネットFAXですね。
それでは具体的なメリットを見ていきましょう!



FAXや複合機が使えるクラウドPBX

5.インターネットFAXのメリット

1.どこでもFAXが受信できる

ネットFAXは、スマホやPCで受信することができるので、どこでもFAXの書面をチェックできます。
外出先の営業マンが会社宛に来たFAXをメールやチャット、フォルダにアクセスして書類をチェックするということが可能です。
クラウドPBXは会社の電話が外出先でも着信したり、発信したりすることができますが、実はFAXも場所を選ばずに利用できるようになるということを知っていましたでしょうか。
今まではFAXの受信確認は、FAX機器がある事務所でしかできず、事務所にいる人に確認してもらう必要がありましたが、クラウドPBXではその必要がなくなります。

データのクラウド化

2.だれとでもFAXが共有できる

ネットFAXは、FAX書類をメールやチャットで受信したり、フォルダに自動保存します。
メールやチャット、フォルダに見たい人のグループ設定をすれ、そのグループメンバーがFAX書類を見ることが可能です。
外出する営業マンの例でいうと、不在時に営業マンだけでなく営業事務の方もFAXが見ることができて情報が共有されるので、すぐ指示を出したり受けたりすることができます。
どこでも受信できるネットFAXは、テレワークや在宅勤務をしている事務職の方にも非常に便利な機能になります。

3.パソコンデータをそのままFAXできる

FAXを送るときの送付状などのFAX書面は、昔は手書きでしたが今はパソコンで書類を作っていることが多いと思います。
クラウドPBXのネットFAXであればパソコンでFAXを送信するため、いちいち紙にプリントアウトする手間が省けます。
PDF化したデータを、ネットFAXのアプリにドラッグアンドドロップして、送信先のFAX番号を入れれば、すぐに送信可能です。

4.FAX受信データがそのまま、PDFで利用できる

FAX受信データがPDFになっているため、そのままFAXデータをパソコンで加工したりすることができます。
OCRというソフトを利用すれば、PDFファイルを文字データにしてワードやエクセルで加工したりすることもできます。
またPDFデータであれば外出先においてもスマホでメール転送することができるため、FAXで来たデータもスムーズなやりとりや共有が可能です。

5.FAX機器や複合機を購入しなくても良い

当たり前の話ですが、FAXを送受信するためにはFAXの機器を利用します。
クラウドPBXは、FAX機器がなくてもFAX番号を使ってFAXができてしまいますので、当たり前の概念を壊してしまいました。

FAX機器は、複合機タイプのものだと100万円以上する機種も珍しくありません。コピーの必要もなくなっている今、高い複合機を購入する理由が少なくなってきました。
また複合機はカウンター料金というものが発生して、FAX1枚に対してもカウンター料金・インク料金を使います。
ネットFAXは、PCやスマホでFAXのデータを受信するので、FAX機器や複合機の購入は一切不要です!

6.用紙代のコスト削減になる

用紙代くらい・・・と思われるかもしれませんが、実は意外とFAXは用紙を使っています。

◆FAX受信時
ネットFAXで受信されたデータは、PDFデータで受信、保存されます。
FAXについては最低限、必要なものだけ印字することができるため、印刷代と用紙代を削減できます。クラウドPBXでネットFAXを利用してみるとほとんどFAXデータを紙で印刷することはありません。

◆FAX送信時
FAXで送信するときは、パソコンで作った書類を一度プリントアウトしてからでないとFAXができなかったのですが、PDFデータをそのままFAXできるため、FAXのために印刷して紙を利用するする費用が掛かりません。

◆不要な営業FAX
会社のFAXには営業チラシのFAXが多く来ると思います。
営業用のFAXにも紙代とインク代は自社持ちになっていましたが、ネットFAXであればPDFを削除するだけで費用は掛かりません。

データのクラウド化


7.ペーパーレス化につながる

電子帳簿保存法により契約書や見積書、発注書、請求書、領収書、送り状などは電子データで保存することが義務付けられました。
取引先との都合もあり、上記の書類をまだFAXでやりとりしている企業もあります。
その際インターネットFAXは、FAXのやりとり自体がPDFデータとなるため、クラウドPBXを導入した企業は自動的にペーパーレス化となり、電子帳簿保存法に対応している企業となります。
今まで紙媒体で保存していたFAX書類は、保管のためにスペースを必要としますが、デジタルで保存する場合にはスペースをとらないので、保管スペースの削減ともなります。


8.災害時のBCP対策として有効(050番号のIP電話を利用したネットFAX)

データのクラウド化

BCPとはBusiness Continuity Planの頭文字を取った言葉で、日本語では事業継続計画と呼ばれます。
台風や地震などの自然災害や海外ではテロや戦争など事業が継続困難に陥るリスクがあります。
その際の対策を考えておくことがBCP対策となります。自然災害や疫病の大流行など、思いもよらぬ出来事で事業の継続が困難となってしまう可能性はゼロではありません。
インターネットFAXは、そのような災害時に備えたBCP対策に役立ちます。
クラウドPBXでFAXを利用すれば、オフィスがダメージを受けていてもインターネットを通じてFAXの送受信が可能です。もちろんFAXだけでなくクラウドPBXは、音声通話も利用できます。

ただしこれは注意点があり、050番号のIP電話を利用したネットFAXのみとなります。
ひかり電話自体が引き込まれている場所が災害にあってしまうとひかり電話の番号が使えなくなってしまいますので注意が必要です。

これはもう、FAXはネットFAXで決まり!ですね



そうですね!
DX化の波が来ているなかFAXはなくなりにくいとしても、FAX機器はだんだんと使われなくなっていくと思います。クラウドPBXで是非、ネットFAXを利用してみて下さい。



6.インターネットFAXの業種別メリット

ネットFAXをよくご利用される業種ごとに導入されたメリットをご紹介します。

不動産仲介業

◇ マイソク(物件情報)を外出先でも確認できる
◇ 毎日大量に送られてくるマイソクのペーパーレス化でコスト削減になった
◇ 営業先などでお客様に新鮮な情報をリアルタイムで提供が可能になった

食品加工業

◇ 卸先から注文のFAXが圧倒的に多いのでペーパーレス化でコスト削減になった
◇ 複数人でもFAXを受けられるので対応漏れがなくなった
◇ 工場にいるときでもFAXの確認ができる

建設業

◇ 直接現場に向かうことも多く、取引先からの建築資材見積もりFAX等の確認が遅かったが、スマホで受信し、リアルタイムで確認と対応ができるようになった
◇ 図面や現場の地図のFAXをスマホで受信できるため、現場で情報のシェアがカンタンにできるようになった

小売卸業

◇ 小売店から注文のFAXが圧倒的に多いのでペーパーレス化でコスト削減になった
◇ 売り場にいてもFAXの内容が確認できる
◇ 注文書の受取方法がFAXやメールでバラバラだったがMOTシリーズのインターネットFAX機能でFAXもメール受信できるので管理が楽になった

自動車整備工場

◇ 車の持ち主から車検証をFAXで送ってもらうが、わざわざ紙で出す必要もないのでペーパレス化でコスト削減に
◇ 修理に必要な部品の分解図を部品屋にFAXで送ってもらい、必要な部品を依頼する。移動中でもスマホで確認して依頼ができるのがメリット

7.今お使いのFAX番号が利用できるクラウドPBX

導入実績が豊富なクラウドPBX「モッテル」

クラウドPBX「モッテル」は、SOHO・少人数の企業~特許庁や群馬県庁などの官公庁や上場企業にも多数導入されています。
クラウドPBXを初めてご導入頂くお客様はもちろん、通話の安定性から他社サービスからの乗り換えも多く、累計の導入実績は27,000社以上となっています。
FAX機能もついておりますので、詳しくは是非お問合せ下さい。

導入実績が豊富なクラウドPBX「モッテル」



今のFAX番号はそのまま使うことができます。

導入実績が豊富なクラウドPBX「モッテル」

MOTのインターネットFAXは今のFAX番号をそのままお使いいただけます。
従来の番号で受信したFAXを自動でデータ化し、メールやチャットに送信したり、専用のストレージやPCに蓄積していきます。

音声品質 全体満足度星5のクラウドPBX

  クラウド電話音声品質No1

一般的なクラウドPBXでは、1つのデータセンターへ接続が集中する為、時間帯によっては通話が不安定になる場合があります。
モッテルでは、東北、関東、東海、北陸、中国・四国、九州へそれぞれ専用データセンターを設置することで安定した通話を提供、お近くのエリアからサポートいたします。

27,500社以上の導入実績

  導入実績27,500社以上

ビジネスフォンの販売から始まった当社では、自社でPBXの開発研究を始めて15年以上。
モッテルを含めた法人電話「MOTシリーズ」は品質や豊富な機能をご支持頂き、士業事務所様からグローバルに展開する企業様まで規模・業種問わずご利用いただいています。

使いやすいインターフェース

モッテルで利用するアプリ/ソフトは自社開発の為、日本人に合った画面設計です。
セキュリティホールのアップデートはもちろん、ユーザー様から頂いたご意見・ご要望もアプリのバージョンアップにより随時反映しております。

わかりやすい料金体系

スタンダード(20台まで)・ミドル(50台まで)・プレミアム(100台まで)など利用規模に応じたわかりやすい定額の料金体系。1内線ごとの追加ライセンス料は必要ありません。
また、月額利用できるサブスク型のサービスなので、いつでも解約、利用する台数・期間に応じてプラン変更も可能。お申込みから最短1週間~で利用開始。長期間の縛りがあるリース契約は不要です。

電話業務のDXを実現する便利な機能

  電話業務DX

自社開発のモッテルは他社サービスにはない業務を効率化する様々な機能が利用できます。
標準でビジネスチャットや相手先情報表示(CTI)、勤怠管理システム(20IDまで)が付属。
オプションでiPadから直接担当者のスマホを呼び出せる受付システムや通話録音、ネットFAXなど必要な機能を追加することができます。

FAXや複合機が使えるクラウドPBX

クラウドPBX
クラウドPBX
運営:株式会社バルテック
特徴1
転送料金が0円に!20人に同時着信!
特徴2
050を最短で取得。スマホアプリとPCで会社番号発信・着信
特徴3
03/06など市外局番も取得可能
特徴4
スケジュール登録で時間外の電話をカット
特徴5
ネット回線、ネットFAXもまとめて導入
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