フリーダイヤル番号をスマホで発信・着信はできる?その仕組みを詳しく解説
最終更新日:2025年4月14日

「フリーダイヤルってスマホでも使えるの?」
「0120番号をスマホで受け取れるようにしたい…」
と考える方も多いのではないでしょうか?
本記事では、スマホからのフリーダイヤル発信・着信が可能かどうか、そしてその仕組みや注意点について、わかりやすく解説していきます。
- コンテンツの目次
フリーダイヤルとは?
フリーダイヤルは、発信側が無料で利用できる着信課金サービスの一つです。
通常「0120」や「0800」で始まる番号で、一般的に認知され、10〜11桁の電話番号で構成されています。
通話料を着信側(企業)が負担するため、発信側(顧客)は費用を気にせず電話でき、企業のイメージアップや問い合わせ数の増加につながるので、多くの企業が顧客サービス向上のために採用しています。
発信者に負担をかけない仕組みなので、企業のカスタマーサポートや通信販売の受注センターなどの窓口の電話番号として多く利用されています。
フリーダイヤルの番号の種類
「フリーダイヤル」には「0120」と「0800」で始まる番号があります。
0120
日本で初めてフリーダイヤルのサービスが開始されたときからの、ほとんどの人が一番目にしている番号です。そのため希望の番号を取得しづらくなっていますが、多くの人に認知されている顧客の信頼を得やすいメリットがあります。
多くの企業がフリーダイヤルを導入しているため、現在では0120で始まる番号は枯渇し始めている状況です。
0800
0120の番号が枯渇してきたため、1999年から新たに0800のフリーダイヤル番号が登場しました。
認知度は低いですが、選べる番号数も多いので自社に合った番号から選びやすいというメリットがあります。
7桁で構成されているため、0120番号のように枯渇する恐れは現状はほぼありません。
桁数が変わった以外には従来のフリーダイヤルの仕組みと同様です。
スマホでフリーダイヤルの発信・着信はできる?
フリーダイヤルは従来、固定電話と紐づけて使うことが多かったですが、最近ではスマートフォンとの連携して使う企業が増えてきています。
スマホからフリーダイヤルへ発信できる?
スマホから0120や0800番号へ発信することは可能です。
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)の回線を使っているスマートフォンであれば、特別な設定をしなくてもフリーダイヤルに電話をかけられます。もちろん、発信者には通話料がかかりません。
ただし、スマホからの発信において以下のようなケースではつながらない場合もあります
・IP電話(050番号など)を使用して発信する場合
・一部の格安SIMや海外からの発信する場合
・特定のアプリ経由(LINE通話、Skypeなど)から発信する場合
スマホからフリーダイヤルに発信できない場合は上記を確認してみましょう。
スマホでフリーダイヤルの着信できる?
フリーダイヤルの番号(0120・0800)をスマートフォンに直接割り当てることはできません。
しかし、フリーダイヤルの着信をスマートフォンで受け取るように設定することは可能です。これには、いくつかの方法があります。
スマホでフリーダイヤルの着信を受けるには?

転送電話サービス
フリーダイヤルの契約番号を、別の電話番号へ転送設定ができます。
このとき、スマートフォンの電話番号を転送先として設定することで、スマホでもフリーダイヤルの着信を受けることができる、ということです。
ただし、通話がスマホに転送されるため、着信料+転送料金がかかる点に注意が必要です。
クラウドPBXサービス
クラウドPBXとは、インターネット上で動作する電話交換機サービスのことです。
これを使うと、スマホに専用アプリをインストールするだけで、フリーダイヤルの発着信が可能になります。
複数人での利用や、在宅ワーク・出張時にも柔軟に対応できるのが特徴です。
フリーダイヤルをスマホで受ける場合、現在はクラウドPBXでの利用が主流です。その理由をこれから見ていきましょう
スマホでフリーダイヤルが発着信できるクラウドPBX

クラウドPBXとは
クラウドPBX(Private Branch Exchange)とは、企業内の電話交換機の機能をクラウド上に構築したサービスです。
従来のPBX機器が不要で、インターネット回線とスマホ・パソコンさえあればどこでも利用できます。

クラウドPBXの特徴
メリット
・スマホやPCでフリーダイヤルの発着信が可能
・社外・在宅でも受電対応ができる
・通話録音や分析機能なども充実
・拠点間の内線通話が無料
デメリット
・インターネット回線が不安定だと音質が悪化する可能性あり
・サービス内容により初期費用・月額費用が発生する
・ネットやアプリに不慣れなスタッフには学習が必要
ただし、デメリットも
・ネット回線が不安定なることは多くなく、フリーダイヤルを受ける場合は外出先などの不安定なところではなく、事務所や在宅など安定したところで受ける
・ビジネスホンを利用する場合も利用料が必要になり、なおかつ転送サービスを利用するよりも安い
・基本、電話アプリなので難しくはない
と、カバーできる範囲となります。
フリーダイヤルをクラウドPBXで利用するメリット
インターネットを通じて通話ができるクラウドPBXは、スマホやパソコンで利用できるため、フリーダイヤルとの相性が良く、多くのメリットがあります。
フリーダイヤルへの着信をスマートフォンやパソコンで受けられる
クラウドPBXであれば、外出先でもスマートフォンやパソコンでフリーダイヤルの着信を受けられます。
以前はフリーダイヤルを受けられるのはオフィスに設置された固定電話のみでしたが、クラウドPBXはインターネット回線を利用したシステムなので、アプリをインストールしたスマホさえあれば、外出先でもフリーダイヤル宛にかかってきた電話を受ける事ができ、対応できます。
フリーダイヤル番号を表示させて、相手へ発信できる
クラウドPBXは、スマホやパソコンからの発信時でも、フリーダイヤル(0120や0800など)の番号を相手に表示させることが可能です。
これにより、着信相手に安心感や信頼感を与えることができ、電話の応答率が高まるメリットがあります。
また、着信相手からの折り返し電話も無料となるため、問い合わせのハードルが下がり、顧客対応の向上にもつながります。営業活動においても「企業としての信頼性」をアピールできるため、導入すれば企業の印象アップに大きく貢献します。
コールセンターやサポート窓口を構築しやすい
クラウドPBXは、インターネット環境とPCやスマホがあればすぐに電話業務を開始できるので、コールセンターやサポート窓口の環境も、驚くほどスムーズに構築できます。
拠点が分かれていても内線でつながり、オペレーターの在宅勤務やリモート対応も柔軟に行えるのが大きな魅力です。
コールセンター対応のクラウドPBXは、着信ルールや通話の録音、IVR(自動音声応答)などの機能も充実しており、少人数からでも本格的なコールセンター運用が可能です。ビジネスの成長やニーズに合わせて拡張もしやすいため、導入のハードルが低く、スピード感を持ってサポート体制を整えたい企業には最適なソリューションです。
スマホでフリーダイヤル着信は「MOT/TEL」で決まり!


クラウドPBX「MOT/TEL」は、スマホアプリ・パソコン用ソフトフォンともに日本人が使いやすいデザインになっています。開発のVALTECは15年以上も前からアプリを使った通話システムを開発・販売しており、その技術を活かして安価で高品質なクラウドPBXを提供しているからになります。サポート体制も自社で一貫して行い、不具合があれば開発チームと連携してバージョンアップで迅速に対応しています。
【特徴】
・299円~/1台 (詳しい料金はこちらから)
・日本製のアプリ/ソフトで使いやすい
・シリーズ導入実績が27,500社超
・ITトレンド PBXカテゴリー満足度ランキングNo1
以下、詳しく見ていきましょう。
理由1:音質と安定性
クラウドPBXとひと言で言っても千差万別で、メーカー毎に品質が違い、頻繁に途切れる・音が聞こえないなどのトラブルが起こるサービスもあれば安定して通話ができるサービスもあります。
クラウドPBX「MOT/TEL」は、国内でもパイオニアとなる15年以上の開発実績を持つクラウドPBXです。その自信から音質を確認頂ける無料デモをいつでも行っていますので、気になった方はお問い合わせください。
理由2:サポート体制
通信トラブルによって電話が不通になってしまった場合、企業にとって大きな損失になります。そのためサポート体制が充実しているかどうかは大変重要です。
クラウドPBX「MOT/TEL」は、開発~サポートまで自社で行っており、導入前のご相談から導入後のトラブル・障害時には迅速な対応が可能。全国の拠点から訪問や、お電話にて迅速にサポートいたします。また、ユーザー様から頂いた声を基に品質の向上や新機能追加など、サービスのアップデートも随時行っております。
理由3:わかりやすい料金体系
スタンダード(20台まで)・ミドル(50台まで)・プレミアム(100台まで)など利用規模に応じたわかりやすい定額の料金体系。1内線ごとの追加ライセンス料は必要ありません。
また、月額利用できるサブスク型のサービスなので、いつでも解約、利用する台数・期間に応じてプラン変更も可能。お申込みから最短1週間~で利用開始。長期間の縛りがあるリース契約は不要です。
理由4:豊富な機能
自社開発のMOT/TELは他社サービスにはない業務を効率化する様々な機能が利用できます。
標準でビジネスチャットや相手先情報表示(CTI)が付属。オプションでiPadから直接担当者のスマホを呼び出せる受付システムや通話録音、ネットFAXなど必要な機能を追加することができます。
コールセンターやサポート窓口をMOT/TELで効率化

フリーダイヤルを利用する際は、その番号を使ったコールセンターやサポート窓口の構築が一般的です。クラウドPBX MOT/TELは、コールセンターやサポート窓口を構築するに便利な機能が豊富にあり、顧客に対してアクセスしやすいサポートを提供しながら、コストを抑え、業務効率を向上させることができます。
CTI機能
着信時に顧客情報をPC画面へポップアップ表示ができます。いつ・誰が・どんな内容をやり取りしたのか把握できる為、誰でも効率的な電話対応が可能です。
通話録音
クラウドPBXMOT/TELで利用出来る電話端末(スマホ・パソコン・固定電話)全ての外線通話を自動で録音することができます
IVR(自動音声応答)機能との連携
クラウドPBXのIVR機能(自動音声応答)とフリーダイヤルを組み合わせることで、顧客が電話をかけた際に「1番を押すと営業担当、2番を押すとサポート部門」などのメニューを案内できます。これにより、顧客が迅速に適切な部門に案内され、対応時間を短縮できます。
CRM連携
kintone、Mail Dealer、楽テル、ZOHO、Re:lation、NEXT ENGINEといった様々なCRMとCTI連携が可能です。着信情報を自動でポップアップ表示し、電話対応業務を効率化します。

営業時間外や地域ごとの転送設定
時間帯や曜日、発信地域に応じてフリーダイヤルの着信を自動的に特定の部署や担当者に転送できます。
営業時間外や週末の電話をカスタマーサポートに転送したり、特定の地域からの電話をその地域に詳しい担当者へ振り分けることが可能です。
通話履歴とレポート機能
MOT/TELには通話履歴の管理やレポート機能が備わっており、フリーダイヤルを通じたすべての通話を記録・分析できます。
どの時間帯に着信が多いか、どの地域からの問い合わせが多いかなどを把握することで、マーケティングやサービス改善に役立てることができます。
カテゴリ: クラウドPBXの基礎知識