Q: MOT/PBXシリーズのバージョンアップのご案内
いつもMOT/PBXをご利用いただきありがとうございます。
MOT/PBXシリーズをバージョンアップいたしますので、ご案内いたします。
本案内は前回リリース版5.10.2(2016年10月11日)との機能差分につきまして記載しております。
項目 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
リリース日 | 2017 年 2 月 1日(水) | ダウンロードセンターでの公開 自動・手動アップデート可能 |
バージョン | 外線5.11.1 内線2.23.1 |
【注意点】 本バージョンは、外線5.9.1版以降にのみ適用することができます。外線バージョンが5.9.1版より前の機器は、手順1~10の方法で5.9.1版へアップデートした後に実施してください。
手順 | 内容 | ファイル名称 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | アナウンスファイル | update_ANNOUNS_For_V2.15.X_140514.pt | 2回目以降は不要。M-V2は不要 |
2 | TLS用ファイル | update_MV1_TLSSERVER_150706.pt | ※2回目以降は不要。M-V2は不要 ※PRO(OSバージョン4)は利用不可 ※4.7.1版以降に適用可能 |
3 | 外線ファイル(5.4.1版) | update_MV1_5.4.1_MOT_140617.fm | ※M-V2は不要 |
4 | 内線ファイル(2.20.1版) | update_MV1_PBX_V2.20.1_MOT_141010.fm | ※M-V2は不要 |
5 | 外線パッチ(5.5.1版) | update_MV1_5.5.1_MOT_140722.pt | ※M-V2は不要 |
6 | セキュリティファイル2(1/2) | update_Security2_1of2_150706.pt | ※2回目以降は不要 |
7 | セキュリティファイル2(2/2) | update_Security2_2of2_150706.pt | ※2回目以降は不要 |
8 | ファームアップ用パッチ | update_MOTPBX_5.9.0_FIRMUP_151202.pt | ※5.5.1版以降に適用可能 |
9 | 機器の再起動を必ず行ってください | ||
10 | ファーム(5.9.1版) | update_MV2_5.9.1_MOT_151202.fm | ※5.9.0版以降に適用可能 |
11 | リリースパッチ(5.11.1版) | update_MOTPBX_5.11.1_MOT_170201.pt | ※5.9.1版以降に適用可能 |
12 | 機器の再起動を必ず行ってください |
※1 アップデート後に機器を再起動する文言が設定画面に表示されますが、アップデート1回ごとの再起動は必要ありません。手順9及び手順12で機器再起動を行ってください。 ※2 アップデート後に「ISDNポート設定画面の設定ボタンを押した後、装置を再起動してください。」の文言が表示された場合は、文言に従い操作を行ってください。
【新規機能(保守契約必須)】
1.保守契約の確認機能の追加
1.保守契約の確認機能の追加
本リリース以降、追加される新規機能には、「保守契約」がある場合にのみ利用可能となる機能があります。
このため、現在利用している装置の保守契約が有効であるかどうかを確認する設定画面を追加しました。
※確認は装置がインターネットに接続されている必要があります。インターネットに接続されていない環境の場合は、別途保守契約の有効設定を行うパッチを提供いたします。
2.音声会議機能の追加
2.音声会議機能の追加
MOT/PBX内に作成した会議室に多人数で参加し、同時に通話できる音声会議機能を追加しました。
会議室には、入室時のパスワードおよび入室の通知を設定することができ、それらの設定を行う設定画面を設けています。内線番号の1つを会議室番号として利用し、会議室番号へダイヤルすることで入室します。
ご利用には保守契約が必要となります。
「電話設定」→「会議通話の設定」へ設定画面を追加しました。
(注意点)
・映像は対応しておらず音声のみとなります。
・会議室番号1つに内線番号1つ消費します。
・会議室数、参加人数の最大値
項目 | M-V2(+B)、M-V1(+B)、S-V1(+B) MOT/Server | MOT/PRO |
---|---|---|
最大会議室数 | 5個 | 10個 |
最大参加人数(会議室合計) | 10人(推奨値) | 20人(推奨値) |
3.お待たせ・通録メッセージの拡張
3.お待たせ・通録メッセージの拡張
電話番号毎に設定できるお待たせメッセージおよび、通録メッセージを1種類から5種類に増やしました。
「お待たせメッセージ」とは着信時に「只今大変混み合っています・・・」等を、「通録メッセージ」とは通話録音用の「この通話は録音されています・・・」等をアナウンスする機能です。
2種類以上のメッセージを設定するには保守契約が必要となります。
4.コールセンター向けACD機能の追加
4.コールセンター向けACD機能の追加
コールセンター向けACD機能により、待機時間や通話回数を解析し手の空いているオペレーターに自動的に着信を振り分けることが可能になり、オペレーターの負荷軽減を行うことができるようになります。
下記の振り分け方法が選択可能です。
振り分け方法
内容
ランダム
無作為にオペレーターへ着信します。
待機時間
直近の待機時間の最も長いオペレーターへ着信します。
通話回数
通話回数の最も少ないオペレーターへ着信します。(直近1、3、5日より選択)
通話時間
通話時間の最も少ないオペレーターへ着信します。(直近1、3、5日より選択)
平均通話時間
平均通話時間の最も少ないオペレーターへ着信します。(直近1、3、5日より選択)
ACD機能を利用するには保守契約が必要となります。
5.オートアテンダント(IVR)機能の複数階層に対応
5.オートアテンダント(IVR)機能の複数階層に対応
オートアテンダント(IVR)機能はこれまで1階層のみでしたが、これを複数階層にわたり設定することが可能になりました。また、オートアテンダントのアナウンスを5種類から10種類に増やしました。
これにより、「〇〇のお問い合わせの方は3番を」といった音声案内をより詳細に行うことができるようになります。
2階層以降のオートアテンダントを設定するには保守契約が必要となります。
【新規機能(保守契約不要)】
6.オートアテンダントからお待たせメッセージを流せるように変更
6.オートアテンダントからお待たせメッセージを流せるように変更
6.オートアテンダントからお待たせメッセージを流せるように変更
オートアテンダントのアナウンスが流れた後に、電話機を呼び出している間のお待たせメッセージを流せるように対応しました。
7.発着番号変換機能の拡張
7.発着番号変換機能の拡張
発着番号変換の機能に以下2つの項目を追加しまし、発着信時の振り分けルールをより詳細に設定できるようにしました。
(1)変換方法(To)
対象番号の変換方法を「先頭に付与」と「完全置換」から選択可能にしました。
(2)対象ドメイン
置換後の送信先はこれまでサーバスライド式でしたが、ドメインで直接サーバ指定が可能になりました。
※受信ルールのみの項目となります。
8.スケジュール管理(自動転送設定)機能を5分毎に設定できるように変更
8.スケジュール管理(自動転送設定)機能を5分毎に設定できるように変更
留守電やアナウンスへの転送設定をスケジュールに従って自動設定する機能において、指定時刻をこれまでの15分刻みから、5分刻みで設定できるように修正しました。
9.FAX機を外線側より収容できる機能を追加
9.FAX機を外線側より収容できる機能を追加
NVR等のVoIPゲートウェイを利用してFAX機を接続する場合、内線番号を1つ消費して内線側から接続していましたが、内線番号を消費せず外線側から接続できる機能を追加しました。
「FAX機能」→「FAX機接続先の設定」へ設定画面を追加しました。
【障害対応】
10.スマートフォンの留守電メッセージ等のアナウンスに雑音が入る問題
10.スマートフォンの留守電メッセージ等のアナウンスに雑音が入る問題
MOT/PBXのV5.10.1版以降におきまして、MOT/Phone iPhone版、Android版で、音声コーデックにAMRNBまたはSILKを利用している場合に、留守電メッセージ等のアナウンスを聞くと雑音が入り音質が悪い問題を修正しました。
11.不在・不応答転送した際のランプ点灯・消灯が正しく動作しない問題
11.不在・不応答転送した際のランプ点灯・消灯が正しく動作しない問題
下記2つのパターンで転送設定のランプ点灯・消灯が正しく動作ない問題を修正しました。
(1)ラインキーに、不応答・不在と2種類のランプ通知を割り当てた場合に、不応答(または不在)の転送設定を行うと不応答・不在両方のランプが点灯してしまう問題。
(2)ナカヨ電話機のラインキーに不応答転送のランプ通知を複数設定した場合に、電話機のMOT/PBXへの登録更新(初期値10分毎)後10秒以内に、転送設定を行うとランプが1つしか点灯・消灯しない問題。
12.ISDN外線の発サブアドレスによる内線通知ができない問題
12.ISDN外線の発サブアドレスによる内線通知ができない問題
ISDN外線発信した際に、発サブアドレスによる発信側の内線番号の通知ができない問題がありましたためこれに対応しました。
発サブアドレスを行うには下記設定が必要となります。
・「外線機能設定」→「IP電話の設定」→「MOT/PBX内線側(外線ルート)の[電話番号]」をクリックし「IP電話番号の設定」画面を開く。
・「外線発サブアドレス」の項目より「発信番号送信」を選択する。
13.レガシーPBXからISDN外線へ非通知発信できない問題
13.レガシーPBXからISDN外線へ非通知発信できない問題
レガシーPBXで発番を非通知に設定している場合に、ISDN外線へ非通知発信できない問題を修正しました。
※184での発信やIP外線への発信は問題ありません。
14.電話帳反映の操作を改善
14.電話帳反映の操作を改善
グローバルアカウントの電話機への電話帳反映は「アクセス許可」の操作が必要でしたが、電話機の数が多い場合、許可の時間(3分間)に反映先の選択が間に合わない場合がありましたため、「アクセス許可」の操作を無くし、電話帳反映ボタンを押した際に同時にアクセス許可を行うようにし、操作を改善しました。
15.KDDI、UCOMの外線番号がMOT/FAXを利用できない問題
15.KDDI、UCOMの外線番号がMOT/FAXを利用できない問題
MOT/FAXはNTTひかり電話(直収またはHGW)しか利用できず、KDDIおよびUCOMのひかり電話番号がMOT/FAXの設定をできない問題を修正しました。
「FAX機能」→「受信通知先選択」画面でKDDIおよびUCOMの電話番号が選択できるようになります。
16.MOTクラウド通話履歴同期と外部連携サービスが別々に設定できない問題
16.MOTクラウド通話履歴同期と外部連携サービスが別々に設定できない問題
MOTクラウドとの通話履歴同期機能とCTI機能の外部連携サービスが同じ項目で設定していた為、外部連携サービスでMOTクラウド以外を利用すると、通話履歴同期が利用できない問題がありましたこのため、通話履歴同期の項目を移動しました。
17.MOT/Chaユーザ認証の代表番号に、外部PSTN-GWの電話番号が登録できない問題
17.MOT/Chaユーザ認証の代表番号に、外部PSTN-GWの電話番号が登録できない問題
MOT/Chaユーザ認証画面において、外部PSTN-GWの電話番号を代表番号としてMOT/Chaサーバへ登録できない問題を修正しました。
18.MOT/FAX送信アプリの送信履歴が正しくない問題
18.MOT/FAX送信アプリの送信履歴が正しくない問題
MOT/POP-UPから実行するMOT/FAX送信アプリの送信履歴が、送信失敗した場合も成功になる場合がある問題に対しMOT/PBX側の修正を行いました。
※本件の対応はMOT/POP-UPのバージョン4.7.2へのアップデーが必要となります。
19.MOT/FAX通知先が無い状態でFAX利用設定を行うと着信できなくなる問題
19.MOT/FAX通知先が無い状態でFAX利用設定を行うと着信できなくなる問題
「受信通知先選択」画面で、FAX受信通知IDが無い状態で外線番号にFAX利用チェックをすると、着信できなくなる問題がありましたため、FAX受信通知IDが無い場合は、FAX利用チェックをできないように修正しました。
20.内線登録したFAX機からFAX送信できない場合がある問題
20.内線登録したFAX機からFAX送信できない場合がある問題
MOT/PBXのV5.10.1版以降におきまして、NVR等のVoIPゲートウェイを利用して内線接続したFAX機よりFAX送信できない場合がある問題を修正しました。
21.MOTクラウドへ登録した通話履歴の着信時の内線番号がグループ番号である問題
21.MOTクラウドへ登録した通話履歴の着信時の内線番号がグループ番号である問題
MOTクラウド通話履歴におきまして、着信時の内線番号がグループ番号またはマルチライン番号であるため、着信に応答した内線番号を登録するように修正しました。
※着信に対し誰も応答しなかった場合はグループ番号またはマルチライン番号が登録されます。
22.MOTクラウド通話履歴への同期が止まってしまう場合がある問題
22.MOTクラウド通話履歴への同期が止まってしまう場合がある問題
ネットワーク異常があった場合に、MOTクラウドに通話履歴を登録しているアプリがタイムアウトせず止まってしまう問題がありましたため停止しないように修正しました。
23.スケジュール管理(自動転送設定)の初期設定の「未設定」が無い場合がある問題
23.スケジュール管理(自動転送設定)の初期設定の「未設定」が無い場合がある問題
自動転送設定を行うスケジュール設定の画面で、初期で用意されている「未設定」のパターンが装置の初期化後消えてしまう問題を修正しました。
※「未設定」は何もしない設定のため、無い場合でも動作に影響ありません。
24.装置起動後、時刻同期サーバにアクセスできなくなる場合がある問題
24.装置起動後、時刻同期サーバにアクセスできなくなる場合がある問題
装置起動後、時刻同期を行うアプリがスタティックルートの設定を取得できず、同期先のサーバがスタティックルートでルーティングされたネットワークにある場合に、同期先のサーバへ接続できなくなる問題を修正しました。
ご不明な点等ございましたら、弊社担当・もしくはサポート担当:0120-850-024までご連絡下さい。
今後とも「MOT」をよろしくお願い申し上げます。
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