産業医とは、事業場において労働者が心身共に健康で作業が快適に行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師のことを指します。
労働安全衛生法により、50人以上の事業場から産業医の選任義務があります。産業医は労働衛生コンサルタント試験に合格しか者しかなれません。
働き方改革関連法により、産業医の強化が行われ1ヶ月あたりの「時間外・休日労働時間」が80時間を超えた労働者の氏名などを企業が産業医へ提供する義務を負いました。
産業医が行った勧告を従来は企業側が「尊重する」にとどまっていましたが、改正により衛生委員会若しくは安全衛生委員会への報告が義務づけられました。
また、企業側の措置を議事録へ記録することが義務付けられたので具体的対策を行うことが必要になりました。